この頃、とてもよく売れている こちらのヴォーカルスコア。
イタリアの作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ (1792年~1868年)によって1825年に作曲された楽曲です。
美食家としても知られるロッシーニ。
オペラ界からの引退を表明した後の余生は、もっぱら料理の創作や高級レストランの経営に費やしていたそうです!
フランス料理によくある「○○のロッシーニ風」(ヒレステーキにフォワグラとトリュフのソテーを添えた「トゥールヌド・ロッシーニ」など)とは、彼の名前から取られた料理の名前とのこと。(知りませんでした…!)
あまりにも料理が好きだったためか、料理の名前を付けたピアノ曲も作っているそうです : )
さて、話が少しそれましたが、こちらの「ランスへの旅」は、フランス国王シャルル10世の戴冠式のためにつくられた、イタリア語による1幕の祝典的オペラ作品。
ルイージ・バロッキの台本により、1825年にパリのサン・ルーヴォア劇場に於いて初演されました。
その初演はカンタータ形式で行なわれたため「劇的カンタータ」と呼ばれることもあります。
初演後、自筆譜が紛失していましたが 1980年初頭にローマやパリで相次いで楽譜が発見され、この「幻のオペラ」が蘇りました。
そして1984年、イタリアの「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」で、初演から159年振りに復活上演されました。
このオペラのストーリーを簡単にお話ししたいと思います!
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時は1825年。
王政復古のフランスでシャルル10世の戴冠式がおこなわれます。
温泉宿「金の百合亭」に滞在している各国から来た宿泊客達は、「戴冠式があるランスに見学に行きたい!」と色めき立っています。
ところが肝心の馬車が手配出来ない!さて、どうする、どうする!?
…というお話です。
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ストーリーは非常にシンプルですが、とても美しい楽曲に心惹かれます。
ロケットミュージックでは、この歌劇「ランスへの旅」(ヴォーカルスコア)がこの頃とてもよく売れているのです!
ぜひ、この「幻のオペラ」を取り上げてみてくださいね(^-^)★